4秒でわかる Pin Point ワールドカップ2006 1次リーグ

text by 雅子さま


1次リーグ 2006/6/09~6/23

アリアンツ・アレナ
アリアンツ・アレナ(kuromomo氏撮影)

 6月9日 マラドーナはどこ?
●開会式 ミュンヘン
35億もかけてやるのは芝生が痛むし意味がないから今年は小規模で、と聞いていた開会式だったが、なんのその。ドイツの新旧カルチャーてんこもり、中には?という見世物もないではなかったがなかなかの出来映え。ペレが優勝トロフィーと一緒に入場した時に傍らに随えていたのが、クラウディア・シーファー。元祖スーパーモデルである。相変わらずのスタイルと美貌。ちょっとホッとしたりする。しかし彼女は大物の脇にいるのが実に絵になる。USにトロフィーワイフという言葉がある。いち財産築いた50-60代の男性が妻にする(彼の初婚再婚は問わない)自分より遥かに若くて綺麗な女性のこと。“男性版自分へのごほうび”という感じか。失礼。クラウディアがシャネルの専属モデルだったころ、デザイナーのカールラガーフェルドの横にいるショットも絵になっていた。別に彼女は彼らと何の関係もないのだけれど、衰えない容色にそんな単語を思い出してしまった。閑話休題。セレモニーの目玉は、かつてW杯優勝経験のある選手が登場すること。50年優勝ウルグアイのウガ、66年優勝英国のSir ボビー・チャールストンの姿に感銘し、今更ながらブラジルとドイツの選手の数に驚いた。レオナルド(いまだイケメン)やドウンガ、リトバルスキー、フランスのデサイー、プティを見つけてホッとする私はまだまだ青い。ところで、目玉のはずだったマラドーナは遂に登場せず。コメンテーターも気にしていたが、主催者が一番真っ青だったはずだ。

●ドイツーコスタリカ 4-2 ミュンヘン
ドイツ国民の80%は、大黒柱バラックが出場できないことを悲観していた。開始6分で悲観は期待に変わる。右足ミドルシュートを見事に決めたのは、DFラームだ。ドイツ国歌斉唱のとき、選手の顔を右から左へ追う撮影カメラの上部に大きな空間ができた一瞬があった。え、こんな小さい人ドイツ人にいるの?と気になっていた、その人がラームだった。公証170cm。シュートを決めたあと189cmのバラックに頭を抱えられていたが、完璧に頭一つ違っている。AnywayバイエルンFCでは左サイドバックで固定されているが右利き。バラックの代わりにボロウスキが入り、ヤンセンではなくラームが先発。大黒柱が欠けると先発常連メンバーは不安になるが、控え系は力を発揮する。これが組織の面白いところだ。
4点のうち2アシストをしたシュバインシュタイガー、難しい名前だが覚えておいてほしい。


 
6月10日 勝ち点3だけでいい。
● イングランドーパラグアイ 1-0 フランクフルト
開始3分、ベッカムのブリリアントな右足による1点(記録はパラグアイのO.G.だが実質はベッカムの点)。これを守り抜けばいい。エリクソン監督は、前半40分ごろからそんなことを思いはじめていたかもしれない。パラグアイのDFは堅固。攻撃陣も18バルデス、ちょい悪美形13パレデスの運動量は、外気の熱さにも関わらず上昇を続ける。しかもこの二人、イングランド選手に執拗なファウルを続け、足元を削る削る。無用な怪我は防ぎたいのが監督の性であろう。選手の後半11分でオーウエン→ダウニングの交代で選手たちは監督の意志に気づいたか。1FW5MF。攻めの集中力が落ちた、というより、堅実なゲーム展開となる。
ゲーム無事終了。今大会でおそらく最強の4MF(ベッカム、ジェラード、ランパード、ジョーコール)、最近運があるクラウチ(シュートを決めたら変なブレイクダンスをするのでチェキラ!)、怪我から復帰した怪物ルーニー、17歳のウォルコットと才能に話題に事欠かず優勝候補の1角に位置するのが今年のイングランドである。予選をB組1位で抜けると(中省略)準決勝でブラジルに当たる可能性がある。2位だとラウンド16初戦でドイツと当たるかも。得失点差が高いと調整しにくくなる。最初はぼちぼち、3試合目辺りから他グループの動向も見ながら調整していくのが、エリクソンだろう。たぶんブラジルはそんなことつゆも考えないだろうけれど。


● アルゼンチンーコートジボワール 2-1 ハンブルク
今大会で予想外に躍進するのはコートジボワールかもしれない。選手のスピードはまるでテレビを早送りしているようだ。注目すべきはドログバ。昨年チェルシーの試合をロンドンで見た際、爆発的なパワーに驚いた。当時不調だったクレスポーそう彼もチェルシー所属◯の代わりとして出場機会が増え、即、戦力となる。強いアルゼンチンが相手ゆえ今日は負けこそしたが、初出場組では台風の目度1位。死のC組。目が離せない。
  6月11日 Orange’s Revenge
● コートジボワールーオランダ 0-1 ライプチヒ
不思議な感覚でゲームを見ていた。ファンニステルローイとファンデルサールはマンUで、ボメルはバルセロナ、ロッベンはチェルシー、とそれぞれのチームゲームで馴染みはあるのだが全員が一堂に会すと、こんなチームでこんなオールスターチームのように見えてくるのだなあと。それもそうだ、オランダは02日韓W杯に出場していない(6月にやることのなくなった(笑)オランダ人広告クリエーターが、もう一つのW杯”Other Final” の映画を撮ったのは有名な話)。つまり代表チームにとって8年ぶりの世界舞台。その鬱憤をはらすというか、水を得た魚のようにボールと戯れている。ミモレチーズのように堅く濃厚なゲーム。開始18分で左足の見事なシュートを決めたロッベンは、チェルシーにいるときよりも溌剌と90分走り続ける。Total Football の再来だろうか。楽しみになってきた。

● メキシコーイラン 3-1 ニュルンベルク
メキシコは伸び伸びと試合をする。W杯?てやんでい!といったように。実際このチーム、過去のW杯を経験する選手が少ない。GKサンチェスが唯一98フランス、02日韓を知っているが、いずれもサブ。試合には出ていない。FW陣フランコ、中田の同僚ボルトンのボルヘッティも後半早々と交代。メキシコ国内人気1位のFWフォンセカはこの日ピッチにいなかった。万能若手MFブラボが2発。余裕の初戦だった。イラン、がんばれ。

 
6月12日 知将は熱かった。
● オーストラリアー日本 3-1 カイザースラウテルン
記録ノートを見直したら、前半31分「ヒディング怒る???Why??」、後半17分「ヒディ、いらだつ」と書いている(ちなみに今試合の記録6頁、ビール2缶)。我ながら余程気になったと思われる。でも采配はぶれていなかった。得点したケイヒル、アロイージは、途中交代の二人。やはり後半投入192cmのケネディも流れを変えたしなあ。わが日本。前半30分から柳沢の調子は悪くなり、高原の運動量も落ちていた。後半11分やむを得ない坪井→茂庭の交代。DFライン中沢が右に移り、左サイドは三都州、茂庭で守るがここから結構切り崩される。暑さで相手も参っているのなら、速さでひっかき回すべきか。柳沢→小野でなく小笠原や玉田。三都州→中田浩とかね。大黒もいいけど遅すぎだろう。ジーコは冷静なのか暑さボケか。
早朝ボケた頭でシュガーレディCM「次の試合に勝つために、中村選手と稲本選手はカツ丼を食べています」を見る。ナイス!初戦負けのトルコがベスト4になった過去もある。がんばれ日本!


● アメリカーチェコ 0-3 ゲルゼンキルヘン
前回ベスト8、今回はそれ以上の力と言われたアメリカがこてんぱんだった。ドノヴァンもマクブライトも精彩を欠く。2列目、3列目が積極的に飛び出すチェコは、攻撃が多彩だ。ネドベドだけでなく、2得点した“ピッチ上のモーツァルト”ロシツキー、1アシストのグリゲラは、見目も麗しい。ユーロ04以上の戦績が望めるかもしれない。

  6月13日 リハーサル中
● ブラジルークロアチア 1-0 ベルリン
クロアチアのコバチ兄弟をあなどるなかれ。ブラジルのチャンスはことごとく二人に芽をつまれていた。前半41分ニココバチ(兄)が負傷交代した間もなくカフーのアシストでカカが強烈な右ミドルを決めたくらい。ロナウドもアドリアーノも減量が必要なご様子で攻めあぐねている。ロナウジーニョも舞いはすれどもいま一つ。でも勝つ。それがブラジル。クロアチアは予想以上だ。FWプルソはシュケルのような鋭敏さはないが貪欲に来る。クラスニッチ、バビッチはドイツ的サッカーで重く強くのしかかる。クラニツアール監督Jr は愛くるしい顔で走り回っていた。次回日本戦にモドリッチが出てきたら、日本女性はその顔に釘漬けになるかもしれない。でも日本を応援してね。

● 韓国ートーゴ 2-1 フランクフルト
前半はつまらなくて眠りそうだった。韓国ってこんな試合をするチームだったか。理由は、毒には毒を。韓国のスピードがトーゴのスピードに相殺されていたせいだ。拮抗状態を打破するには違うリズムをもった生物を投入する。それがセオリー。そこでアン ジョンファン。はたして彼は期待通りに華麗にゴールを決める。アンの存在は生物学的にも面白い。02日韓W杯であれだけ活躍するも、その後日仏独と渡り歩くリーグでは冬眠状態。そして本日の起用。W杯専用スーパーサブ。4年に1度動き出す。画像も韓国映画のように美しい。カメラワークがドイツ人クルーによるものだったら・・・かなり笑えます。

  6月14日 かわいい無敵艦隊
● スペインーウクライナ 4-0 ライプチヒ
先発に愛しのラウルがいない。しかしそんな不安は開始5分で消え去る。なにせパスが巧妙。レアルやアトレチコ・マドリー、バルセロナ、バレンシア所属のプレーヤーたちは伸び伸びとしている。前半のアロンソとアゴのちょびヒゲがお茶目なビジャのゴールはしなやかだった。ウクライナのDFはお粗末すぎる。シェフチェンコ、孤軍奮闘。よく見ると両チーム、長髪の選手が多い。後半20分ヘアバンドDF2人によるヘッド合戦にはつい苦笑。そう、スペインの選手は概して若い。4点目を入れたトーレス(ワインと同じ名前ですね)は22歳。故ダイアナ妃の息子ウイリアム王子似。そばかすいっぱい、はにかむ風貌で、7月上旬まで多くの視線を集めるだろう。今大会開始以来いちばん穏やかな試合だった。それが新しい無敵艦隊。

● ドイツーポーランド 1-0 ドルトムント
バラックis back. しかし苦戦。ポーランドのDF、MFは1:1に強い。執拗なマークがゆえ警告も多い。ソボレフスキ1戦で累積退場。それにつられたのかドイツもイエロー3枚。うち1枚はバラック。実にやりにくい試合だったのだろう。後半見かねたクリンスマンが動く。オドンコーとノイビルの投入。ロスタイムの1点はこの2人の連携によるもの。かたやポーランドも後半32分から続けて3人交代させる。しかし時すでに遅し。機転と火事場の馬鹿力。ドイツはこの掛け算に成功した。

  6月15日 才能と組織に関するプチ考察
● イングランドートリニダード・トバゴ 2-0 ニュルンベルク
途中出場のレノンは19歳、ルーニー20歳。主将の腕章が板についてきたベッカムは31歳。そうか、私は彼がルーニーくらいの時分からプレイを見てきたのかと思うと切なくなってしまった。2点のアシストは共にベッカム。クラウチ(が合わせたというより)めがけた正確な右クロス、鋭い左ボレーを演出したジェラードへのクロス。円熟した赤ワイン。7本のコーナーも着実である。100%力を発揮すれば誰かがまとめてくれるさ、という現場の優秀ないちプレーヤーから、まとめるリーダーへ。ベッカムの凄さはまだ両方に足をつっこんでいるところにある。冒頭に書いた2人の新人はいいムードメーカーになってくれた。安定した組織にも、驚きが必要なことがある。実は今日、1日チェルシーのレプリカTを着ていた。背番号8、ランパード。1枚のイエローが気になるけど次のスウェーデン戦に期待しようっと。

  6月16日 Go! Go! アルゼンチン Go! Go! オランダ!
● アルゼンチンーセルビア・モンテネグロ 6-0 ゲルゼンキルヘン
徹夜明けにも関わらず3戦続けてみてしまった。私のスイッチが押されたのは31分頃だったか。カンビアッソ→リケルメ→サビオラ→カンビアッソ→クレスポの右ヒール→そしてカンビアッソの左シュート!!。何度ボールが回ったのだろう、流れるようなパスワーク。感極まるとはこういうことだったかと近年忘れかけていた感覚を思い出した。カンビアッソ当人もそうだったに違いない。目頭に涙が見えた。ところで最近アルゼンチンの顔は2分されるように思う。リケルメ、ソリン、サビオラ、クルスらの黒髪・眉太・鼻ドンといったマラドーナの血を継ぐ典型アルゼン顔。他方(今回代表ではないけれど)ベロン、クレスポ、アイマール、そして女子注目度No1のメッシらに代表されるアゴの細い西洋アルゼン顔。ところがカンビアッソはどちらにも属さない。俳優の温水洋一を彷彿させる不思議顔。インテルでプレイしているときも、気が弱そうなんだけど堅実な仕事をする左ボランチ。7月にかけて新しい演技をみせてくれるに違いない。6点という結果を、スタンコビッチはどんな気持ちで受け止めたのだろう。彼もインテルでカンビアッソの同僚。

 

  6月17日 愛の説教部屋
● チェコーガーナ 0-2 ケルン
● イタリアーアメリカ 1-1 カイザースラウテルン

そんなことでいいのかロシツキ君は来期からアーセナルだろう。1ゴール1アシストのギヤンはセリエA2部の所属だというのに気がゆるんでいないか。ピッチ上のモーツアルトだか指揮者だか知らんが、オーケストラのリズムがばらばらではないか。君が所属するドルトムントの同僚アモアはよくボールをひろっていたぞ。GKツェホは一人で頑張っていたが、この間の川口のようで不憫で、後半32分からのガーナの怒濤の攻撃にも耐えたが、やはり糸が切れたみたいで君はひところ彼をねぎらうべきだ。幸いなことに同日のイタリアーアメリカ戦がレッド3枚W杯最多タイおよび1-1の引き分けってなことになっちまって、E組大混戦だからまあ不幸中の幸いということで今日は許ししてやろう。次はドイツで説教してあげる。


 
6月18日 日本はどうブラジルを倒すべきか
● 日本ークロアチア 0-0 ニュルンベルグ
● ブラジルーオーストラリア 2-0 ミュンヘン

日本戦には間に合わなかったが結果は聞いた。その後の試合。必死のオーストラリアvs余裕のブラジルに見えていた。それは大きな誤りと気がついたのは後半。ロナウジーニョが笑っていない。彼は少し出っ歯、いつもニヤニヤしているので、現場でどんなに小さく見えても白い歯ですぐにわかる。ところが今日はその歯が見つからない。探してみるとかなり引き気味の位置にいる。どれどれ。ロベルトカルロスも左サイドから右サイドまで走りこんでいるではないか。オーストラリアのチャンスは左(ブラジルからすると右)から生まれていたことを皆さんも思いだしていただけただろうか。ブラジル人たら意外と考えているのねと痛感する。実際後半オーストラリアの左速攻カウンターでキューウェルのシュート!という場面が多々あった。GKのファインセーブ、およびオーストラリアが誰も詰めていなかったことから点にはつながらなかったのだが。
ロナウジーニョの白い歯がやっと見えたのは、後半45分、アドリアーノと交代したばかりのフレッドがゴールを決め2-0,勝ちを確信した後だ。22日日本も左サイドからのカウンターを狙うのがいいだろう。そしてどんなこぼれ玉も確実に点につなげる大黒を早めにだすこと。ドイツは暑い。肉がホントにたぷたぶしているロナウドとアドリアーノが、暑さで痩せてしまわないことを祈る。

☆ 本日のビール BINDING Romer Pilsner ホップの効いた大人味。


 
6月19日 愛情が育てたもの
● スペインーチュニジア 3-1 シュツットガルト
現在シュツットガルト駅の朝9:40。階段に座って書いている。隣ではチュニジア国旗を胸に顔に疲れを残した男が熟睡。無理もない。彼ら希望の先制点は後半無惨にデリートされたのだから。前半のスペインは決して良くなかった。競技場に早く着き練習状況を見た。プジョールの怒鳴り声が頻繁に聞こえる。珍しい。ゲームが始まってからも彼は上がり気味でラインを維持、そこを抜かれてチュニジアに先制を許す。よく見ると比較的涼しい夜だったのにプジョールのユニフォームだけが汗で変色していた。後半満を持してラウル登場。スペインの応援は凄まじい。ラウー(まるでオットセイの鳴き声)の大合唱、そうでないときは、タンタンタン(最初にアクセント)というフラメンコの手拍子。重要な時にミスると矢のようにブーイングが競技場を突き刺す。鳥肌がたつ凄まじさ。そしてパスごとに「オーレー」を繰り返す。後半チュニジア陣は頭がおかしくなりそうだったのではないか。スペイン代表はアロンソとルイス・ガルシア以外みなスペインリーグでプレイする。こんな愛情あふるる応援に慣れてしまうとほかの国では戦えないな。02W杯で見たスペイン戦とは全く違う。ホームとはこういうこと。ラウルとトーレスが目の前で点を入れてくれた。余も満足じゃ。

● スイスートーゴ 1-0 ドルトムント
ストライカーとはフレイのような男を指すのだろう。ゆらゆら熱帯魚のように泳いでいるのだが、エリア前にボールがくると必ずひと仕事する。この日もしかり。バルネッタからの緩いボールに足をスッと合わせただけ。2月に股関節の手術をするも復帰した様子。昨季フランスリーグの得点王でもある。フランス不調の今、韓国と共にG組から目が離せない。

(19日)サウジアラビアーウクライナ 0-4  ハンブルク
先週ウクライナをかけめぐったジョークである。“ママ、ママ”小さな男の子が言う。“パパの仕事は何?”“パパの仕事はサッカー選手よ”とお母さんは答える。“サッカー選手はどんなことをするの?”“国全体をがっかりさせることよ”さあこのジョークは過去のものになっただろうか。相手がサウジとはいえ、シェフチェンコは全国民が待ちこがれた点を入れて男の沽券を保つ。ウクライナの男の子たちはきっといい男に成長するのだろう。

☆ 本日のビール Gruttogarter hofbrau シュツットガルトのピルスナー。淡いがきりり。

 

  6月20日 男の沽券

● イングランドースウェーデン 2-2 ケルン
いまだ本調子ではないイングランド。怪物ルーニーは先発するも後半ジェラードと交代。「俺まだプレイできるのに、この石頭(想定訳)」とわめきながらベンチで水のボトルは蹴るはスパイクを脱ぎ散らかすは大騒ぎ。単なる悪ガキ。オーウェンに至っては自分でこけて(捻挫?現地ではわからず)負傷退場。21日英国タブロイド紙の一面が目にうかぶ。サポーターのブーイングが容赦ない。「俺たちがどんな気持ちでドイツくんだりまで来てるかおんどれわかっとるんかわれぃ(日本語訳)」雄叫びとはこういうものをいうのだろう、競技場に響き渡る重低音をきくとサッカーは男のものなのだと痛感する。点を入れ素晴らしい足技とクロスの数々で職人ぶりをみせてくれたジョーコール、“late rescueそんな彼に対する期待を裏切らなかったジェラードは男っぷりをあげた。さてFW陣がたがたイングランド。これがすべて17歳のウォルコット登場までの シナリオであるならノエリクソンは大した男であることよ。おっと、重要なことを忘れていた。スウェーデンはこのゲームで38年イングランドに負けていない記録を更新した。
彼らも実は大したバイキング男たちなのである。

☆ 本日のビール Hacker-Pschorr Brau Weisedunkel 褐色の黒糖を思わせる味のビール。黒ビール党は好きなはず。アルコール度高いミュンヘン産。

 

  6月21日  玄人好み

● オランダーアルゼンチン  0-0 フランクフルト
両チームともすでに16強を決めているため主力温存に出たか、オランダはロッベンがベンチ。残念。アルゼンチンも試合前に念入りにアップしていた面子はほぼベンチ。目玉はメッシの先発くらい。しかし微妙巧妙絶妙なゲームだ。オランダは左から何度も10番ファンデルファールトがチャンスをつくるがエリア前で確実につぶされる。右サイドからメッシがドリブルで上がりながらも最後はオレンジに包囲される。メッシは後半中央から左へと、ちょこまかちょこまかコマネズミの早さで走り回る。ボールより5コマほど体が早い。タックルされても中心がぶれず倒れない。でも点が入らない。カイトとファンペルシーの動きは悪くない。でもファンデルサールの動きは鈍い。後半オランダはいぶし銀のランザートが真ん中で舵をとり攻撃のパターンを変えるもアルゼンチンは丁寧に丁寧につぶしていた。元日本代表のS選手とO選手の隣に座り合わせていた。頭脳派と称されるS選手はマメにメモをとる。気が付くと私も含め全員前傾で見ていた。

☆ 本日のビール Becks  日本でもおなじみ。瓶は普通。生がうまかった。当たり前か。

  6月22日 柔らかなピッチ
● 日本-ブラジル ドルトムント 1-4
試合は終わった。想定内(非国民でごめんなさい)のこととはいえ、午前1:00ホテルに戻った途端ぷつっと糸がきれたように眠りに落ちた・・・試合終了後選手たちが一団となって応援した日本人にありがとうの挨拶をしてまわっている。中田がいない。ピッチのど真ん中で寝ている選手が一人いる。3分後背広姿の日本人が近寄って話しかける。足の動きを見ると怪我でもなさそう。顔を覆っていた手が動き、顔を左右に振るのが遠目にわかる。ピッチでは次の試合は俺たち頑張るもんね、といわんばかりのブラジル選手たちが練習をはじめた。サッカーが楽しくてたまらない男の子たち。ロベカルが15mの距離にいる。6分後ジャージ姿の宮本(彼は累積イエローでベンチだった)が話しかけにきた。徒労と知った宮本はあきらめ顔でピッチを去る。10分後そのだだっ子はよう やく立ち上がる。中田だ。たちあがってまず頭をさげた。ゴール裏の応援団までしっかりとした足取りでやってきた。深々と頭を下げ、頭上で手を数度叩き、軽く半周して帰っていった。顔が紅潮していた。この日の温度は18度の表示だったが、体感温度は寒く、皮ジャンで観戦するドイツ人も結構いた。10分ピッチに寝ころんだ感触はどうだったのだろうか。中田に聞いてみたい気がした。

● 中田の引退とブラジル戦ふたたび
中田が7月3日21時引退を発表した。ブラジル戦に流れていた不思議な空気をどんな言葉なら伝えることができるだろうと私が小さな脳味噌で10日もこねくり回している間に、彼はスパッと決断をした。半年前から考えていたという。
鉄の意志、そんな言葉が頭に浮かんだ・・・22日デュッセルドルフから電車で1時間の小さな田舎町ドルトムント。巻誠一郎が先発メンバーにいた。よく走る。早い。いい感じでボールに追いつく。しかし止まれない。つるりと滑る。「巻コケる」「すべる巻」と前半だけで4回メモしている。巻はプーマのスパイクを履く。2月に市販愛用モデルの製造停止を知らされてから新モデルを履いているが本人曰く「驚くくらい軽いけど、その分足の甲の部分のクッションが少ない。オレは競り合いが仕事なんで、ごつくて丈夫なものがいいんですが…」という超軽量モデル。たぶん250g前後。軽い靴はスピードが出るし、ピッチが硬い場合はよく機能する。しかしこの日ドルトムントのPitchはSoftだった。 Kick off1時間前、スクリーンに温度と湿気と共に表示されたその画面は私の脳内デジカメに今も残っている。新雪(パウダースノー)の時に柔らかい(スキー)板を履くとドツボにはまる、重くても硬めの板にしなさい、その昔、私のスキーのコーチが言っていた。
さて、ピッチが柔らかいのは相手チームも同じじゃないかとの反論もあろう。ところが相手はブラジル。舗装もされていないヤワなぬかるみでボールを蹴ることに彼らは慣れっこだ。中でもロナウドは極貧の出身。靴さえ履かずボールを蹴ってきた人たち。さらに彼は拙稿でも何度も書いたがかなり太った(公称90.5kgだが93kgのアドリアーノより大きく見える)。柔らかい地面は、彼にとって唯一やさしく受け止めてくれる存在なのだ。今回のW杯でロナウドは3点あげている。22日日本戦2点、27日ガーナ戦1点。いずれもドルトムント。全てのブラジル戦がドルトムントであったならロナウドは得点王になれたかもしれないし、ブラジルは優勝できたかもしれない(7月3日)。

● ココロとカラダ
6月22日キックオフは21時なのに19時前にはスタジアムに着いていた。日本では常に駈け込みor遅刻常習の私だが、20日のオランダーアルゼンチン戦で混雑をさけるために早く行ったら選手のアップをしっかり見学できてこりゃいいと味をしめたのである。選手の乗ったバスが到着するのも目撃した。ガラス越しだがブラジルは選手達が楽器を持っていたから、きっと中でサンバでも歌っていたのだろう。日本のバスは窓がシェードされていてジーコの落ち着いた顔だけが前から見えた。
選手達がピッチに出てくる。川口、楢崎、土肥、コーチが練習をはじめる。川口のキレが日本で見るよりいい。自分の体の力を高める術を知っている人だとつくづく思う。10分程して日本代表が出てくる。だらだらバラバラ、走りこむ人とシュート練習をする人がいる。ブラウン運動(高校の化学の教科書を見てね)をする分子みたいだ。ブラジルが出てきた。アナウンス(ポルトガル語だった)付でいっせいに視線をひきつける。全員円陣を描いて音楽こそ違えどまさにラジオ体操をはじめる。シュート練習もリズムにのっていていちいち素敵だ。It's showtime!  そういえば20日のオランダも渡り鳥のように一線にな って走ったり全員がリフティングしたり、Total Footballな印象を受けた。日本代表で目立っていたのは、最後までしつこくシュート練習をしていた玉田とダッシュを繰り返す小笠原、そして中田だった。
ゲームが始まる。ゆるい展開。前半34分玉田が左足で鋭いシュートをきめたとたんブラジルのスイッチが入る。その後はもう語るまでもないが、テレビに映っていないところで小笠原がねちっこくロナウジーニョを封じていたこと、中田がとにかく走って走ってゴール前のブラジルの足元からボールを奪っていたことは記しておきたい。昨年10月ロンドンでボルトンの試合を見たときより遥かにシャープで、何が彼をここまで駆りたてるのだろうと思った。川口も神のセーブを見せる。98W杯ではフランスのテレビでBeau Kawaguchi(ボー川口。かわいい川口の意)と呼ばれていたっけ。体は脳と密接に関係している。やる気がなければ動くはずがないし、なくてもいいならロボットで代用すればいい。ジーコには、せめて若手を入れておいてほしかった。平山(オランダ・ヘラクレス)とか藤本(エスパルス)とか、ベンチにいるだけで触発されそうな若造たちを。
みんなから離れてアップをしている中田はひとり凛としていた。リフティングの数22回。その映像はまだ私の頭に残っているし消去されることはない(7月11日)。

● イタリアーチェコ 2-0 ハンブルク
今大会は本当に監督の采配が勝負を決めると痛感している。前半17分ネスタ、マテラッツイと交代。リッピ監督に不満そうな顔を向けるが動きが鈍いのだからしょうがない。26分マテラッツイは登板9分で結果を出す。頭の先が2.7m(ちなみにゴールポストは2.44m)という天晴れゴール。その後も彼はDFらしく堅守を貫く。インテルでは雑な動きが多いのに今日はピカイチである。Gazetta 紙のポイント8!トッティは鈍牛。
後半ジラルーディーノに代わりインザーギ登場。その美貌を鼻にかけるせいか男性には人気のない選手だが、点取り屋としての義務は後半42分にきちんと果たす。カンナバッロもブッフォンも、ネドベドの活躍を独り相撲に変換した。イタリアは一戦ごとに上手くなっている。ネドベドのW杯は終わる。次は見ることができるだろうか

☆ 本日のビール シューマッハのAle  醸造元で飲む。新鮮。甘くなく濃い味。しかし重くない。1Lは飲めると思った。





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