会社法クイズ　取締役や社長を選ぶのは誰か？

インタビュアー　飯坂彰啓

運営者　だけど、本来は、選任の過程はそうかもしれないけれど、「自分は法律に従って動いているわけだから、自分を選んでくれた株主の利益を守る、自分の役割をきちんと果たさなければならない」と考えていなければおかしいのですが。

飯坂　　だったら、クイズをやってみればいいんですよ、

　という4択にして。あるいは、

　という4択にして。

運営者　「ファイナルアンサー？」とみのさんが迫るわけだ(笑)。

飯坂　　みんなどう答えますかね。

運営者　たぶん1000万円まで行く人は少ないんじゃないのかな。つまりコーポレートガバナンスができていないということですよ。

飯坂　　だからみんな、「自分は偉いヤツなんだ」という認識以外は持ってないんですよ。

運営者　役員というのは、社員の中で偉いやつということでしょうね。それは最悪な認識だ。

飯坂　　それから、「部長と取締役の間にはどういう差があるか？」と聞いてみたいですよね。

運営者　実はみんなの意識の中では、あまり差がない、と。

飯坂　　取締役と執行役員の違いも聞いてみたいもんだ。
　社長が、取締役代表執行役社長なんていう肩書きで、代表取締役は他にいるなんて、そこまでちゃんと表記している会社であれば、役員はみんなしっかり認識しているでしょう。
　基本的に商法上の取締役と執行役員は別物で、社長は取締役会の選任によって選ばれるんだよということをきちんと徹底すべきですよね。