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4秒でわかる Pin Point ワールドカップ2002 決勝トーナメント

text by 雅子さま

決勝トーナメント    2002/6/15~6/30


 6月15日 「弱いものを応援するのがいいでしょう」
予選リーグのスペインー南ア戦・ブラジルーコスタリカ戦・米国―ポーランド戦、どれも後者のサポーターが多かった、それも各国のレプリカを着てまで応援する韓国人の多いこと。何故?と問う私に、韓国・忠南大学のコン先生(日韓交流協会会長でもある)はこういった。「弱いものを応援するのがいいでしょう。それが韓国人ですよ」。日本はどうだろう。イングランドーデンマーク戦は前者のホームゲームのようだった。果たして自分はどうだろう。う-む。
 6月16日  慣れは恐ろしい。
● スペインーアイルランド 1-1(PK3-2) スウォン
前半のオフサイド数、スペイン9、アイルランド1。それだけモリエンテスが、ラウルが、ゴールを狙ったということ。今回先発、元レアルのルイスエンリケから出るパスを受けるべく、現レアルの二人はゴールにひたすら走った。その内の一回が実り、練習中のように気負いなく点が入る。GKカシージャスもファインセーブを連発。後半レアルの同僚イエロの反則が招いたPKこそ、ロビー・キーンのアイルランド魂に負けてしまったが、カシージャスはそれを補うかのように、延長後のPK戦を見事に封じる。レアルマドリーは素晴らしい。いや、慣れは素晴らしい。

 6月17日 「つまらない」と「つまる」の間にあるもの
● メキシコーアメリカ 0-2 チョンジュ
メキシコは相も変わらず98年フランス大会と同じサッカーを、アメリカはまたもや教科書のようなサッカーをしている。つまらない。唯一の楽しみは、アメリカのドノヴァンだ。まだ20歳。18でブンデスリーガに渡り、攻めのスピードと角度を身につける。この試合も得点。次の対ドイツ戦ではどこまで戦えるだろう。藍より青くなれるだろうか

● ブラジルーベルギー 2-0 神戸
67分リバウドが先制ゴールを決めたとき、世界中の人がホッとしたに違いない。やはりブラジルには勝ってほしい。ベルギーもウイルモットにボールを集め、よく攻めるし、堅い守りを見せる。恵まれた体躯の賜物だ。しかし体格的には劣るブラジルの選手がボールを持つと、個人技が光る。スポーツがエンターテインメントになる。ロナウドも強烈な5点目を放った。試合のゆくえをベッカムが観客席で見ている。21日、日本サッカーのメッカ静岡にてイングランドーブラジル戦。ああ、想像するだけで楽しい。

 6月18日  If・・・
● 日本―トルコ 0-1 宮城
もし柳沢が先発だったら、もし西澤を後半20分から出していたら、もし三都主のFKが3cmずれていたら、もし稲本が後半もピッチに立っていたら、もし森島があと10分早く出ていたら、もしトルシエがいつものダーク系スーツを着ていたら、もし雨が降っていなかったら、たぶん勝っていた。そして、もしトルシエでなかったら、たぶんここまで勝てなかった

● 韓国―イタリア 2-1(延長Gゴール) テジョン
時間がたつにつれてどんどんパワーを増す韓国と、どんどん消耗していくイタリアと、試合におけるエネルギーの総量はおそらく差がなかった。何が勝敗を分けたのか。何度も何度もチャンスを逃し決めるべきPKもはずした安貞桓を最後まで使いつづけたヒディング監督の勇気と、1点を死守する戦略―これがカテナチオサッカーでもあるのだが―をとり早々とデルピエロを交代させてしまったトラパットーニ監督の堅実さの違いだろうか。気分はイタリアの酒場で頭をかかえてうめく親父なのだが、この試合を見て夢を持った子供が何百万人もいるのだろうな、と母親のような思いも抱いている。

 6月21日  なぜか次のこと
● ブラジルーイングランド 2-1 静岡
ベッカムのコアなファンなのだが、ブラジルを応援すべくカナリアイエローのタンクトップを着た。しかしブラジルは、過去イングランドと3回戦って勝利したジンクスをかついで青いユニフォームを着ている。がっかり。そんなことより試合。素晴しかった。おば受けするオーウエンとおばさん頭のロナウジーニョ、両チームのポイントゲッターはいずれも22歳。二人とも交代、レッド一発退場とエンドタイトルに名を連ねることはなかったが、続きは次のドイツ大会で堪能できるに違いない。

● ドイツーアメリカ 1-0 ウルサン
17日に書いたとおり、アメリカのドノヴァンはいい動きをした。もしドイツのGKがカーンでなかったら、2点入っていた。よくGKに対して"守護神"という言葉をマスコミは用いるが、冠していいのはカーンとあと数名だけのように思う。カーンの凄さは反射神経というより、先を読む能力に優れることなのだろう。その力は、過去2大会ベンチを暖めた経験、すなわち代表で10年前後サブだった過去が養ったのかもしれない。現在32歳。なんだ、川口はまだまだ大丈夫。

 6月22日 "I'm proud of those guys."
● スペインー韓国 0-0(PK3-5) クアンジュ
韓国観戦の合間に東大門市場で見たものを思い出した。人気のファッションビル「ドウーサンタワー」の前にはadidasのブース。Fever Novaの巨大ボールと、ジダン、デルピエロ、ベッカム、ラウルといった人気選手の爽やかなポートレートが飾ってある。その隣の「ミリオレ」というライバルビルの壁面には、学校のプール大にもなる韓国代表の看板。洪明甫を中心にどの表情も険しい。5m先のアディダスの、それもヨーロッパの選手たちを見下しているかのようだ。今のところ試合結果もそうなっている。皮肉なことに。究極のホームは時に凄い結果を呼ぶ。試合終了後にヒディング監督はこうしめくくった。"I'm proud ofthose guys." 私も一アジア人としてはそう思う。ただ一サッカーファンとしては残念だ。確かに強い。しかし対ポルトガル・イタリア・スペイン3試合も審判が味方するというのはどうだろう。

● セネガルートルコ 0-1(延長Gゴール) 大阪
「あのチョンマゲ、何とかならんかな。顔は可愛いのに」トルコ途中出場のイルハンを見ていつも思っていた。予選の対コスタリカ戦では後半30分主将ハカンシュキルに代わって、日本戦では後半44分バストウルクに代わって、そして今日のセネガル戦でも後半ハカンシュキルに代わって入った、いわゆる本山的スーパーサブである。とにかくよく動く。過去の2試合はウオーミングアップ。そして今日見事なゴールを決める。ヒーローインタビューでは髪をほどいていた。「いい男ですね」と解説者。次のトルコ戦にひとつ楽しみができた。

 6月23日 試合はないけれど
● イズミール市役所スポーツ振興課長  セノール・ギュヌス監督(トルコ)
「また20年前のチェックのネクタイしてる」「市役所にこういう人、いますよね(失礼)」日本―トルコ戦を観戦している同僚はくちさがない。監督なのに切なそうな目でじーっと見るだけと思いきや、選手がファウルをくらった時やシュートが入った時の反応の派手さはピカ一である。元GK。トルコ代表として31caps。そのうえ中等教員養成所を経て教員になった経歴も持つ。采配も実はうまくいっている。人を服装で判断してはいけないとつくづく思った。

● 諜報活動スタート
テジョンでたまたま日本代表U21とU17の監督にお会いした。予選リーグをコーチ陣含め4班に別れてチェックしているという。「ポルトガルー韓国戦見たかったんですが、今後のこと考えるとアメリカ見とかないと」笑いながら小野剛氏。岡田ジャパン時に岡田監督の横にいつもいた人といえばおわかりだろうか。筑波大コーチ時代に中山と井原を育て、その後欧米に渡り英国上級コーチライセンス、米国上級コーチライセンスを取得。海の外の視点で、日本を見つめる。表にこそ出ないが日本代表チームのCPUは、次に向けてフル稼働している。

 6月25日  つれづれなるままに
●韓国ードイツ  0-1   ソウル
滞在中”ソウルワールドカップ競技場”の回りを歩いて1周した。20分ほどかかった。
試合のない日でも警官は挙動不審者に厳しい視線を投げかける。その競技場が真っ赤に染まり6万人強の”テーハミングッ”がこだまする。しかし選手は冷静に試合をした。ドイツも韓国も。審判論議の影響もあったのだろうか。極めて妥当な試合運びで、順当な結果。
ドイツはわざと審判の前でファウルをして試しているようにも見受けられたが、審判も冷静。いかにもスイス人らしい。スイス国籍でドイツ語のしゃべれない小さなネヴィルもよく頑張った。累積イエローのため決勝戦に出られないのが残念。同じく次回出場停止になるバラックも意地をみせる。右でうって韓国の鉄壁GKにはじかれたボールを左でさらりと決めた。クローゼは得点王争いから脱落するのだろうか。試合が終わってヒディング、フェラー両監督が楽しそうに語らっている。アジアとヨーロッパの間にはまだまだ深い河がある。

 6月26日  上昇曲線
●トルコーブラジル 0-1  埼玉
日本は負けて当然だったのかもしれない。トルコはなかなか頑張った。6月3日予選リーグでブラジルと戦ったときより遙かにスキルフルな試合をしていた。開催中に巧くなっていくチームを発見するのもまたw杯の醍醐味である。今回は韓国、アイルランド、デンマークがそうだった。日本のピークはロシア戦だったように思える。肉体と精神のコンディションをポイントポイントで高揚させるべく、ヒディングもマッカーシーもオルセンも、指揮官としての想像力を駆使したのだろう。戦争である。さて日曜日はどうなるだろう。カーンとロナウジーニョの1対1を見てみたいし、クローゼとロナウドの得点王争いも気になる。この4年間に受けた肉体的精神的な試練を考えると、ロナウドだろうか。途中交代。今日もフェリペはそれを見込んだ采配をしている。

 6月27日  Hide, the great
●トルコーブラジル 0-1  埼玉
決勝戦のチケットよりもバカンスを選んだ。ムースポッキーとフランが好き。ヴィトン、グッチの新作は欠かさずチェックする。寒い時期はビーチリゾートの砂浜で黙々と自主トレ。見るたびに顔が小さくなり、体は筋肉質になる。中田英寿は 自分にとても正直で、とても厳しい。ベルギー戦では相手DF3人を引き連れて疲労させた。最初っから最後まで声を出しつづけたロシア戦。チュニジア戦では1点を決め、自分を安堵させる。トルコ戦では足が動かなくなった日本イレブンを尻目に、ゴールをめがけ一人ピッチ上を死に物狂いで走った。6月15日の拙稿に登場したコン先生の息子さんは日本の大学院を目指して勉強中だ。「ナカタはかっこいい。ピッチで絶対倒れないでしょ。パスもジダンとは全く違うタイプで、シャープに決める。表情を変えずにクールに話すし。僕は韓国人だけど、こういう男になりたいと思うんですよ」「私もなりたいと思ってます」と言ったら笑われた。

 6月29日  二人の主将の陰と陽
● 第3位決定戦 韓国―トルコ 2-3 テグ
ハカンシュキルの笑顔をはじめて見た。「パルマで中田の同僚です」「191cmの身長を活かす点取り屋として怖い存在」放映のたびに何度きいたことか。しかし点が入らない。4月の半ばからゴールが途切れていた。決勝トーナメントに入りさすがのギュネス監督も苦言を呈した。その監督が試合開始後席にもつかないうちにハカンシュキルは初ゴールを決める。ああよかった。目尻を下げながら大男は、5日後にパパになるんですとヒーローインタビューで誇らしげに語った。
そのハカンシュキルのゴールを招いたのは韓国主将洪明甫のトラップミスである。珍しい。端正な顔がゆがんだ。思えば私が一番長くウオッチングしている選手は彼かもしれない。94年のアメリカ大会で「アジアにこんな人いるんだ」と思い、94年ベストフェイス11に勝手ながら選んだ(ちなみにあと10人はもうプレイしていない)。98年のフランス大会で韓国は強豪にこてんぱんにされる。淡々とインタビューに答える姿が印象的だった。その翌年、私は冬のヨーロッパの空港で背中に殺気を感じる(私にはサッカー選手センサーが内蔵されている)。振り返るとフロアの片隅に洪明甫がぽつんと座っていた。世界選抜に向かう途中らしい。冷気のようなオーラが漂っていた。洪明甫は高麗大―韓国の早稲田というべきかー卒の選手である。日本より強力な学歴社会韓国においてこれがどれ程のことなのかを私が知ったのは一昨年のこと。韓国で「ホンミョンボが好きですう(はーと)」という度に「あなた、いい人ですね」と返される意味がようやくわかった。韓国の人は彼の顔、プレイだけでなく全人格を支持していたのだ。ヒディング就任後久々に呼び戻された代表チームでは、監督と選手の意志疎通に心を砕く。なんとトルコ戦直前にも、ブラッターFIFA会長が選手一人一人にかける言葉を横で通訳してまわった。W杯後、彼は母校高麗大の教壇につくべく勉学に励む。最後にいちばん多く胴上げをされる。ヒディングと二人フィールドを挨拶してまわったときの歓声は、彼の今後を応援するものに聞こえた。

 6月30日  to be continued
● 決勝戦 ブラジルードイツ 2-0 横浜
戦い終わり、Jesus (ハートマーク)you と書かれたTシャツの前に笑ってるロナウドがいる。優勝記念撮影には絶妙の光景。しかしこのシーンまでは短いようで、長かった。試合の流れはドイツが攻勢だった。その合間にピンポイントでカーン対ロナウドのガチンコ対決が3度。カーンの勝ち。そして67分、79分、ロナウドは満を持して2ゴールを決める。いずれもリバウドが関わった事実を思うと感慨深い。94年のアメリカ大会ではあまりの自己チューさをドウンガに怒鳴られ、試合中にベソかいていたリバウド。今回のW杯予選、ブラジル実は大苦戦している。その原因にもされたリバウド。うっぷんを晴らすかのように、W杯本選で5ゴール+アシスト多数。出来過ぎだ。ドイツもノイビルとラメロウを基点に素晴しいゲームを構築する。ドイツが勝たなかったのは、神が脚本の続きを2006年に書くことにしたからだろう。ケール、メツェルダー、バラックにクローゼ。20代前半の役者がゴロゴロしている。ワールドカップは64話では終わらない。続きはドイツで見ることにしよう。





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